[글스포 번역] 36 『ふと』 (번역: ㄷㄱ님)

冒頭、佐々木と倉元が飲みに行っている

２人は平子の話をしている様子

佐々木「平子さんが異動…？」

倉元「俺が班長引き継ぎでさ　今は【平子班】じゃなくて　【伊藤班】なんだ　平子さんの異動の件は前々から　引き抜きの話は来ていたんだ　もしかすると自分の昇進も　そのきっかけの１つかも　あの人俺が育つの　待っててくれたのかな…　…とかな！ 　班長ってガラでもないんだけどなあ俺 　ハハ…」

佐々木「…平子さんはどこに異動したの？」

倉元「有馬班」

佐々木「えっ」

倉元「宇井さんがS1のボスに昇格して　S3抜けたから有馬班のサポートが　必要なんじゃねーかな　今では宇井さんが有馬さんの　補佐だったし…　他に有馬さんについていけんの　タケさんぐらいだろ　タケさんと有馬さんのタッグなんて　何年ぶりよ、って話で　局内は結構盛り上がってるみたいだけど　俺は正直、気が重いや」

背景には、どこかで会っている有馬、平子の姿

倉元「【ロゼ】の案件もうまく　回せっかわかんねーしなー　ってなんか愚痴っぽいなー　今日の俺、悪いハイセ」

佐々木「いえいえ」

酒を飲んでいる倉元を見る佐々木

佐々木（倉元くんも不安…なのかな　僕も出来るだけサポートしたいな…　【ロゼ】…か）

 

 

【QS自宅】

自室で考えている佐々木

佐々木（宇井さんのS1班は優秀な人ばかりだ　ベテランの富良さんもいるし…　S１の方々のノウハウがあれば　出現区域のアタリも　付けられそうなんだけど…）　…んで、キジマ准特等と　富良上等が合同捜査か…　…なんか先越されそうな気がする　ハイルもいるし…　というか既に動き出してるかも…）

メガネをかける佐々木

佐々木（また視力落ちた気がする…）

そして再び捜査について考える

佐々木（僕らにできる捜査…  　Qsの特性を活かして　なにか出来ないか…）

佐々木はカネキに届いたマスクに視線を落とす

佐々木（【マスク】か…）

 

 

そして場面は佐々木がウタのマスク屋HySyを訪れた所へ

ウタ「どうも…」

壁にかかっているマスク 佐々木がチラッと見る

佐々木（…謎、オニ？謎その2　黄色い悪魔…なんだろ　すごいな…）

ウタ「何かお探しですか？」

佐々木「あ…いえ…」

佐々木が紙袋からシャトーに届いたマスクを取り出す

佐々木「えっとコレの事で…　ウチに届いていたんですけど　このお店から送られた　ものですよね？」

そのマスクを手に取るウタ

ウタ「あれ、たしかに僕が送ったけど…　おかしいな…住所間違えたのかなあ…　常連さんにプレゼントの　つもりだったんですけど…　すみません」

佐々木「ああ、そうでしたか…ちなみに…　この本も一緒に送りましたか？」

佐々木がマクガフィンの本を見せる

ウタ「…うん、いいえ違います」

佐々木（…本の差出人は不明か…）

佐々木「…失礼しました」

佐々木がウタの眼を見る

佐々木「…ところですみません…　その眼…凄く気になるんですが…」

ウタ「ああ、これ、タトゥーです　白目に駐車して墨を入れるんです　数年で落ちちゃうんですけど」

佐々木「へ…へぇー」

佐々木（痛そう…）

ちょっと引いている佐々木

佐々木（【タトゥー】…か…）

届いたマスクをウタへ 返そうとする佐々木だったが…

ウタ「こうやって出会えたのも　縁があっての事ですし…」

そうウタの言葉によりマスクは佐々木が頂く事に

佐々木「…あの…」

ウタ「はい」

佐々木「マスクをオーダーメイドすることって　出来ますか？」

ウタ「…ええ」

 

 

場面は、既にキジマ達が松前と交戦を終え

고쿠리아에 다녀온 모습

キジマ「さてさて、こうしてロゼの一体が　確保出来たわけだが…　どう詰問したものか」

キジマの前には拘束された男のグールが１人

部屋の廊下には富良、入のスガタガある

ほっぺをふくらませている入

ハイル「…なんで所有権私じゃなくて　キジマさんなんですか？ 私の功績くさいのに」

富良「…悪態つくなハイル」

富良（…たしかにお前は優秀だよ　怖いほどにな─）

 

 

【回想】

場面は赫子の壁を入が破壊した直後松前の方に歩いて行く入

장면은 카구네의 벽을 하이루가 파괴한 직후 마츠마에쪽으로 걸어가는 하이루 

松前（…【壁】を壊すか…）

松前「良いクインケですね」

松前（お手並み拝見しましょう）

赫子を飛ばしてくる松前入はそれを避けながら自分の掌に唾をペッと吐く（クインクを握るための滑り止め）

入はクインケを振り回しながら松前の赫子を斬りおとしていく

松前「…大した曲芸だわ」

松前（それなら…）

入の前進を阻むかのように通路に張り巡らされる赫子の壁

ハイル「わーっまたかい」

 

ハイル「おわ、モグラとおんなじですね」

赫子が後方のキジマ達の方にも飛んでくる

それを回避するキジマ達

富良（ロゼ…見事な連携だ…）

入が松前に笑顔で言う

ハイル「手先、温まってきました」

松前「！？」

ハイル「では」

松前の攻撃を凌ぎきる入

松前（凌ぐか…すごい動体視力と反射速度ね　この子一体…）

更に近づく入に松前が赫子を出すだが…それすらも躱す入

松前「！！」

松前（この距離でも躱すか…！！）

次の瞬間、入が一瞬で松前に攻撃をくわえる

松前「！？」

松前の腹部に傷を与える

松前「…！？」

松前（疾…！！）

ハイル「速いしょや」

 

入の一撃が松前を捕らえた…と思った瞬間、別のグールが前へ飛び出し松前を庇う

グール「室長…ッッ」

松前「ユウマ！！」

次の瞬間、キジマがクインケを放つ

捕縛用クインケ（尾赫）テトロにより動きを封じられてしまうユウマ

キジマ「…注意をひきつけてくれてありがとう　伊丙上等」

ハイル「え～どういたしまして？？」

その一瞬の隙を逃さなかった松前達入の背後を抜けて逃走していく

ハイル「あ～！！」

【回想終了】

 

 

場面は再びコクリアへと戻る

富良「実質ロゼの一体を確保したのは　准特等の功績だ　隙をつかれて逃走されたのも　事実だろう」

ハイル「せっかく有馬さんに　褒めてもらえると思ったのに…　というか准特等ってズルい人　多くないですか？鉢川さんとか」

富良「やめなさい…　…有馬（アイツ）ほめたりすんのか？」

ハイル「全然。だから褒めてもらえるように　もっと頑張るんですよ、うふふ　郡先輩やハイセよりも」

富良「佐々木は呼び捨てなんだな…」

ハイル「え？だってこの間まで階級下でしたし」

富良「俺も階級抜かれたら呼び捨てか」

ハイル「どっちがいいですかね」

そこへ部屋から出てくるキジマ

キジマ 「あとは私がやるのでおまかせ下さい　ここからは【私のやり方】でやります」

部屋に戻っていくキジマ

ハイル「【私のやり方】？」

富良「削ぎ師キジマ　…あいつの異名だよ　コクリアの尋問官もやってたからな　准特等は…」

ハイル「自分が削がれてません？ 　鼻とか口とか」

富良「まあ…そうだな」

 

捕まっているユウマへキジマが言う

キジマ「…君の組織への忠誠を感じるよ、ロゼ　おそらくいくら尋問を繰り返しても　口を割ることはないだろう…　私にはわかる そこでだが、　君の仲間へ贈り物をしたいと思う　君は、【どこ】が良いと思う？」

 

 

【月山自宅】

松前達は月山家に戻って来た様子

ベッドで横になっている松前

침대에 누워있는 마츠마에 

松前「…申し訳御座いません観母さま　…私の不手際でこのような…」

観母「いい松前くん…よく戻ってきた」

アリザ「ユ…ユウマさんは…」

松前「アリザ…すまない…」

アリザ「……！！」

松前の言葉に手で顔を覆いながら走って部屋を飛び出して行くアリザ

叶（ホリの言うように… 　CCGは我々の動向に注視している…　これからの【収穫】は　困難を極めるだろう…　しかしこのままでは…　習さまは…）

部屋には叶と松前だけになっていた

叶「…痛むか？」

松前「大丈夫、少し休めば平気よ　あなたはあなたの仕事をなさい」

叶「…松前…」

松前「何？」

叶「ただの戯言と思って　聞き流してくれていい　もし…もしもだ　習さまと…月山家　どちらかを選べと言われたら…　お前ならどうする？」

松前「カナエ…あなたの主は誰なの？」

叶「…！！」

そう言われた叶は立ち上がる

そして庭園へと向かい薔薇を手にとる

叶（ー我が主は…月山家…　そして…習様…　どちらかを選ぶなどどいうのが　そもそもナンセンス　【月山家の従者として習さまをお救いする】　それこそが我が望み…　しかし月山家も動きにくくなった　この現状…それは…）

叶「…話を聞くだけだ、小ねずみ」

薔薇を手にしながら、そう呟く叶

 

 

街を歩いている不知、才子、武臣

武臣「佐々木上等は？」

不知「今日は【講義】だって　ただでさえロゼの捜査で頭抱えてんのに　良くもまあ面倒事を引き受けるよな　後、瓜江は一人でジムに行った　六月はオークションの件の　摺り合わせのために　鈴屋班の所へと行ったぜ　ブジンのとこもあんま進展ねえんだろ」

武臣「ああ、伊藤上等も考えこんでらっしゃる」

涙目の才子が不知に言う

才子「班長～腹ペコなり、餓死する」

不知「してみろ」

才子 「あそこにおいしいパン屋があると聞いた　行ってみんか？」 

不知「あ～？一応聞きこみ調査中だけど…　まぁ、小腹も空いたしな　武臣も喰うか？」

コクリと頷く武臣

不知「ヨッシャ、いこーぜ」

パン屋の扉をくぐる３人

才子「むはああ～！！　いい匂いじゃ～！」

定員「いらっしゃいま…」

武臣達を見て固まる定員

不知「オ～確かにウマソー」

才子「ワシ、この生クリームのと…」

店員「あれ…えっ…黒磐くん？ 　…だよね」

そのパン屋の定員は依子だった

不知「…ブジン、知り合いか？」

武臣「…小坂